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田舎在住マンガ家艶々の日常など
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Posted by sitomi - 2015.08.31,Mon
今夜もアパートでネーム中。
なんとかやっつけたつもりだったけどヤマ場でテンション上がりすぎてラストの締めが思いつかない。
うーん、てなわけでクールダウン。

さて今夜、アパートへ来てなにげなくテレビをつけたらドラえもんの3Dの映画がはじまったところだった。
以前から気にはなっていたので最後まで見てしまった。中身は今まで見たドラえもんとほぼ同じ。
予想通り感動的になり得る場面だけをかいつまんで持って繋いだような内容だった。
3Dがよく動くなあと思ったが、表情筋なんかがピクサーなんかの映画で観る動きとなんとなく似ていて、
ドラえもんらしからぬバタ臭いかんじ。

で、この映画、全編を通してやけに泣け泣けと言わんばかりにマイナー調の感動的なBGMが何度も流れている。
なかには、シリアスタッチの後にくる間抜けなのび太のかわいらしいオチ、という藤子F作品ならではの演出をそのまま使いながら、しかしBGMだけがやけに感動的なままだったり、かと思えばタイムテレビで未来を観ている場面で全然合わないアップテンポの曲が延々と流れていたり。
で、本来通りの演出で事が運んだ6巻最終話の、あのさよならドラえもん話なんかは、こんどはやけに短い尺に淡泊な演出で、あれなら以前普通のアニメで観たときのほうがよっぽど感動的な演出だったと思う。
とかくなんだかあちこちとんちんかんな作りなのだ。

結論としてはなんでこんなもの作ったんだろう、だった。ドラえもんが大好きな人たちへのノスタルジーの提供だったのだろうか。
じっさい泣いた、というひともたくさんいるようだしそれはそれで成功してるのかもしれないが
ただそれをやるにしろ、必要だったのは別に3Dではなかったと思う。
丁寧にもう一度普通のアニメで作れば良かったんじゃないのかな。

もっといえば、これだけ表情や動きを豊かに作れて、それを使ってなぜ新たな創作をしようとしないのか。
二次創作も悪くはないが、どうみたってあざとすぎる戦略に乗っかって使うだけの技術としてはもったいない。

これまでのジャパニメーションから生かされた日本ならではのモーションやストーリーで、
この監督やCGチームの創作を観られることが出来たらうれしいのになあと、
映画を見終わったときの感想はむしろそっちだった。

大好きなドラえもんを使ったあざとい企画で、映画公開当時は胸くそ悪かったが
でも、実際に見たらちょっとほろりときてしまうかもしれない、なんて想像もしてたのに。
きょとんとするなんて思ってもみなかったな。



なんだか最近ここは僕の吐き出し口みたいになってきています。
いろんな感想もいうでしょう、文句も書くでしょう、みゃみと感動してるでしょう。
しかしあくまで僕のひねくれた個人的な見解なのでね、どうかそのつもりでよろしくお願いします。
文章が長いときは、ああまたなにか溜まってんだなと読まずにすっとばしてくくだされば。


さあ仕事しよう。





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Posted by sitomi - 2015.08.29,Sat
下書きが終わってペン入れ。今回のペースは順調。
明日の集合でちゃんとスタッフ全員に行き渡る仕事があるでしょう。

さて週刊ゴラクの今週号からはじまった新連載だけどコミックナタリーさんにとりあげてもらったおかげでか、けっこう本名のペンネームを何度も目にすることになった。
いやあ、新鮮というかちょっと不思議。yahooニュースで見たとき(ナタリーさんの引用だが)が一番の衝撃だったか。ヨメにはなしたら「なにかやらかしたの?」と冷静に言われた。なんだかなあ。

一緒に載っているこうの文代先生の漫画がよかった。あの雰囲気でああいう内容を描けるのはこうの先生ならではだと思う。ちなみにうちの階段の踊り場にはこうの先生のちゃんと通し番号の入ったでっかい限定イラストボードがかかっている。“夕凪の町 桜の国”のイラストだ。双葉社で限定販売したのだけどそのときになんとかおねがいしますと編集部に頼みこんで購入した。階段を下りるとき上るとき、たまにじっとみつめたりしている。

それにしても夕方にマッサージ行ってきたけど、ちょっと念入りにやって貰いすぎて揉み起こしたかんじ。背中がだるい。ほどほどがいいですな。




Posted by sitomi - 2015.08.27,Thu
さて昨夜原稿アップ。したのでスタッフと晩飯も兼ねて近所の居酒屋で打ち上げ。
ジョニーとたなせが酔ってけっこうなテンションになってた。楽しい。
別に大きな区切りでもなく毎週ある締め切りの1回にすぎないのだけど時々はこういうのもいい。
部屋に戻ってたなせと続けて飲んだ。

そして今朝スタッフ解散。一人になって下書き進める。今日中に終わりそう。
ーと思ってしまったので昼からバイクのバッテリーを交換したりして
あまつさえそのままバイクに乗って山のほうへぐるりと走りに行ってしまった。



ジェットヘルはかぶったまま写真撮れるから楽でいいな。
帰ってきて疲れて寝る。なんだかなあ。

さてそして明日、週刊ゴラクにて“艶々”ではなく“廣瀬良多”で連載がはじまります。
15年ぶりの週刊連載。体力的にのみツライ部分もあるのだけどまあ楽しい。
とりあえず2ヶ月間やります。よろしくお願いします。

ちなみにゴラク以外では艶々のペンネームのままですよ。別に変えた訳じゃないのでね。
単にゴラクではこの名前でやりませんか、おもしろいですな、ということでそうなった次第。
月刊ジャンプのデビュー時はこの名前だったんだよなあ。
単行本もでていました。中古なら1円ですよ。


さあどうですか。






Posted by sitomi - 2015.08.26,Wed
ネームのためにアパートへ来た。
この前ここに来たのはお盆に友人と集まって麻雀をやったとき。
仕事、つまりネームをやりに来たときとなると、もう3週間以上前になる。仕事机の前に座るのが久しぶりだ。
久々なせいかなんだかちっともスイッチが入らない。よくいう“カミサマが降りてこない”状態だな。
テレビを見ていたけど落ち着かないのですぐ切った。こういうときは自分が何をしたいのかよくわからない。
思うまま本棚を眺めて漫画をあさったりしている。この部屋は漫画の倉庫部屋でもある。自宅に起ききれない分はこっちに持ってきてあるのだけど、あまり読まない本から・・となると懐かしいものばかり。久しぶりに読むとえらいことになる。
ーとわかっているのに山崎さやか先生の「はるか17」を読んでしまう。そして案の定、全19巻いってしまった。しかしこれはこれで無駄な時間ではないからいいのだ。
落ちて再び上がってくる15、6巻あたりからの気持ちのいい展開が大好き。見せ方も絵もいいな。すごいな。
今週の週刊ゴラクにその山崎紗也夏先生の読み切りが載っていた。女性視点のエロスはエグくておもしろかった。
しかし本当のことを言えば長編が読みたい。長編でこそ山崎先生のストーリーテラーとしての真価が発揮される気がする。しかしそうなったらそうなったで来週から始まる僕の連載はあっというまにヤバいことになりそうで悩ましい。まあ自分のは短期連載だから関係ないか。ちなみに山崎先生は初期の作品「マイナス」の頃から好きだった。
それにしても同じ雑誌にずっと好きだった先生と一緒に載るというあの不思議な感覚ってのは独特。感慨深いというか怖いというか。一週ズレてたらな、とちょっと思った。

まあそんなこんなでアパートへやってきてから5時間ほどを過ごしたわけですが、これから朝にかけてがんばる。







Posted by sitomi - 2015.08.23,Sun
ペン入れ終了。
今日はちょっと夜まで身体を休めながら明日やるネームのアタマに切り替えていく作業。
アパートへ行ってちょっと一人になろうかな。

そうそう、週刊ゴラクのうしろのほうの広告ページに新連載の予告が載りました。
タイトルは「女神さまの言うとおり」。ペンネームが変わっております。特に深い意味はないけど昔に戻したってことは原点回帰ってことでしょうかね。いやそれすらよくわかってない。別にエロがないとかそういうコトはありません。今まで通りのテイストで描いていきます。

そんなこんなで仕事場をいったん離脱。







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