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田舎在住マンガ家艶々の日常など
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Posted by sitomi - 2018.03.16,Fri


北海道の次は東京を挟んで九州へ。
古い友人の墓参りだった。
本当は昨年末に行くつもりがどんどん押していって今月になった。

小牧空港からFDAで福岡空港へ。そこからレンタカーで長崎まで。
この方がずっと安く早く移動できることがわかった。
目的地は長崎の大村なのでたかだか120キロちょい。高速もあるので楽々。
普段てろてろと出かけるときに走ってる距離とたいして変わりないのでなんてことはなかった。

大村から今回の宿泊地の池島へ。西海まで60キロほど。
こっちは何度も走ってる道なのでもうナビすら要らない。
のんびりしすぎてフェリーに乗り遅れ2時間待ちになったけど
その分近くの港町をうろついたりして楽しかった。

池島は2年振りだったけどたったそれだけで色々変わっていた。
立ち入り禁止区域が増えた・・というか警告の看板が増えていた。
ブラタモリなんかでも紹介されたし、この島に来る人間の結構な数が
立ち入り禁止区域に入っているのかもしれない。
まあ廃墟好きはそういうリスク(最悪の場合検挙される事も含め)を承知で入っているとは思うし
僕自身は入る気もないのでその行動にどうこう言うつもりもないのだけど
それを堂々とまた有名写真サイトにアップしたりするのはいかがなものか。
自分のブログとかだけにしておいたらいいのになあ。

上の写真の緑色の建造物は手前にあるのがトリンマー。奥の方に見えるのがジブローダー。
ともに船に石炭を積み込む装置だと思う。
しかし巨大なジブローダーも初めて見たときに比べるともう色んなものが脱落してしまって
ずいぶんすっきりしてしまっていた。やがてもっと朽ちていくのだろう。
ちなみにそこも、以前のようにちょっとだけ近づいて写真を・・なんてこともできないくらい
がちがちに有刺鉄線が張られていた。


僕が何度かこの島に来る理由は廃墟の建物だとかそういうものも好きなのだけど
一度は栄えた後の、もう静かな夕暮れを迎えてるような今の状態が好きだからだ。
軍艦島には廃墟しかないけど、池島は廃墟と共に、まだそこかしこに生活があって
それがゆっくりと暮れていく現在進行形なのだ。
それをしみじみと眺めるために行っているんだとおもう。
夕暮れの独特のあの静けさは他ではなかなか味わえない。

前に一度似たようなものをみたなあ、と寝るとき考えていたけど
そうだ、あれは徳山村だと思い出した。
いまはもうダムの底になってしまったけど、まだ人が住んでる頃
徳山村へ遊びに行ったりしてるときも似たような感じだった。
もうそのときすでに正式な”徳山村”という名前もなくなったあとだったけど
まだ結構な人が住んでいて、夏には川で子どもが泳いだり遊んだりしていた。

それから数ヶ月毎に人は減っていって、最後には誰もいなくなって建物も取り壊されて
小学校だけが墓標のように残ってたなあ。

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Posted by sitomi - 2018.03.08,Thu





「落日のパトス」「ふたりのおうち」「5時まで待てない」
発売中でございます。
年末からこの新刊3冊の作業でずっとあたふたしていた。

なかなかスタッフ不足は解消できず、仕事はずっと1日~2日押す状態。
その1日は次の作業に響いてくるのでずっと苦しい。
まあ4日も北海道へ行ってたせいってのもあるんだけど。
そんななか先週久しぶりに日曜をまるっと一日空けたのでその隙にバイクいじり。
色々手こずって結局夕方までかかってなんとか形にした程度。まだまだ終わらない。
走ってるヒマなんて無いのだ。

とはいえ先週打ち合わせで東京出張の際、漫画家さんと飲みの席があった。
みき姫のうまい手引きでタカスギコウ先生と御手洗佑樹先生と4人で神楽坂。
御手洗先生は以前何度かお会いしてるのだけどタカスギ先生は初対面。
いやこれがお二人ともすげえイケメンなんだな。男の僕が見てもかっちょいい。
最初の居酒屋で色んな話で盛り上がり、さらに僕のなじみの寿司屋さんへ映って長っ尻。
結果的に全員終電で帰れず関東西方面のお二人はホテルを取って泊まっていった。
申し訳なかったと思いつつ、とても楽しいお酒だった。
次は熱海で呑みたいな。

帰ってきて歯痛に苦しみつつも「家出熟女」の原稿作業。
昨日までそっちの遅れを取り戻す作業で今日からは「パトス」の原稿に。
新人くんが卒業式を終えて合流すると同時期元アシ子も手伝いに来てくれる。
週末もしくは来週アタマには終わらせたい。
なんとか土曜に終わって日曜が空けばなあ・・・。



Posted by sitomi - 2018.02.25,Sun



道東にはほとんど積雪はなかった。でも気温はとても低くてこれまでの冬の旅では一番寒かった。
唇はとても荒れてツメは割れる。身体が慣れるのに時間がかかりそうだ。
たかが4日では慣れる前に帰ってきてしまった感じでクヤシイ。

観光地らしきとこといえば納沙布岬に行ったが、カメラマンがひとりいただけで誰もいなかったし
それ以外の観光地と言えば野付半島のネイチャーセンターくらい。
あとはただ走り回って気持ちの良い景色を見つけたら立ち止まるという旅。
いつものようになんでもない田舎の景色を見られるのが楽しかった。

帰ってから怒濤の原稿仕事。

さてそれはそれとして
阿部共実著「月曜日の友達」2巻が発売したので本屋へ走って買ってきた。
発売日を失念していたので慌ててほんとに走ったよ。
これで完結。一気に2回読んでしみじみと泣く。なんの涙かわからない涙が出るのだなこのお話は。
3月にはamazarashiがこのお話とのコラボをするというのですごく楽しみ。

さて今日も下書き。


Posted by sitomi - 2018.02.12,Mon


フィルム整理していたら懐かしい画像が。
たと母のその後バージョンですな。同人誌用だったかなあ。雑誌かな?

腰痛が酷くなった。たぶん休み毎にガレージで地べたに座って
バイクを弄ったりしているせいだと思う。雨でも雪でもやっている。
整備用の作業椅子があるのでそれに座れば良いのだけど夢中になるとついつい忘れてしまう。
そんでもって仕事に悪影響が出ているのでとても良くないことよ。

4月発売号のゴラクがお休みなので3月の原稿仕事が1本空く。
そのかわりといってはなんだけど、そこに家出熟女の原稿作業がすぽっと入る。わりとギリギリだ。

明日からスタッフ集合して「ふたりのおうち」の原稿。唄子の過去後編。
2ページ増えたので26ページ。ちょっと多いのがじわじわとボディーブローのように効いてくる。
ふふふ。
がんばります。


Posted by sitomi - 2018.02.06,Tue


全国的に雪がすごい雪がすごいというニュースが駆け巡るので
東京へ行くとさぞかし艶々さんとこも降ってるんじゃないですか、と聞かれる。
いえ、ほとんど降ってませんのよ。と答える流れ。
今年は本当に降らない。去年の方がよっぽど良く降ってた気がする。
雪好きの僕としてはつまらないことだがそういうコトを言うと不謹慎だとか後ろ指をさされ
かねないので黙っていることにしよう。

上の写真は箱根へ行ったときのもの。ここら辺りの路地がとても良かった。
富士屋ホテルからちょっと上がった辺り。
ここいらには写真のような感じの古い旅館が何軒かあった。今回はロケハンも兼ねていたので
お部屋の露天風呂に源泉がひかれているようなちょっと高級旅館に泊まったが
ほんとはこれくらいの感じの旅館がいい。
薄暗い廊下だとか硫黄で錆びたカランとかちょっと茶ばんだふすまと障子なんてのが
とても好きだ。深夜に温泉に入ろうとすると怖いくらいの暗さと静かさとか。
言い出すとキリが無いな。
贅沢な部屋は1泊なら嬉しいのだけど、やがてつまらなくなってくる。たぶん貧乏性なのだ。
高層ホテルの景色に喜んでも2日目以降はもうカーテンを開けなかったりするし。飽き性なのか。

原稿はペン入れが終わったのでまた単行本の書店様用カットを描いたりしている。
今月の20日には「落日のパトス」の5巻と「ふたりのおうち」2巻が同時発売。
よろしくお願いします。







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