田舎在住マンガ家艶々の日常など
Posted by sitomi - 2024.08.21,Wed
8月のお盆前に父が亡くなった。
写真右の方で琵琶を抱えているのが父だ。15年ほど前に僕が撮った写真。
今日で10日が過ぎて少し落ち着いてきた。
まだどこかにいるようで、でも もう会えないことも理解していて
なんだか不思議な心持ち。
先月は一緒に東京へ行ったし、琵琶の修理なんかもやりかけだし
心臓が弱ってはいたけど、わりとアクティブに動き回っていて
今回の入院もいつものようなもので、また退院したらアレコレやるつもりだったようだ。
なのでちょっと無念ではあったろうけど、概ねやりたいことはやれてたとおもう。
本人もベッドの上で最期が近くなったと気付いたときそんなことを言っていたので
僕は悲しくて泣いたりもしたけど、どこかで納得できていた。
実家は自宅からすぐの所で、(母の事もあるので)毎日のように通っていて
ときどき父の書斎にも諸手続のための書類などをさがすために出入りしている。
書斎には膨大な量の書類やなにかがあるのだけど、几帳面な性格からか
置き場所は系統立てられていて案外捜し物は苦にならなかった。
やがてこれらの整理もしなければいけないけど、まだしばらくこのままにしておくとおもう。
昨日の夜、父のPCの状態をみようとまた書斎に行った。
普段から簡単なメンテナンスやHDDの整理をしてあげていたので
書斎のPCはわりと自分のもののように扱えるのだ。
PCは問題なかったが、そのとき横の小さなテーブルの書類の束のなかに
僕(艶々)のwikipediaをプリントアウトしたものが置いてあったのをみつけた。
そういえば東京行ったときにそんな話してたなー、と思い出しつつも
まさかプリントアウトまでしているとは思ってなかった。
はたして自慢の息子であったか、興味本位か。
ただ、なんとなくそれを見てはじめてふわっとした寂寥感に襲われた。
このプリントしたものを間に挟んで話をしたかったかな。
いや、僕がしたかったな。
亡くなってしまった人とやり残したことなんていくらでもあるよ。
たぶんみんなそうだろう。
でもそんなの忘れたふりして前向いていこうかなとおもう。
という、今日は自分の整理のために書いてみた雑記。
きっと父はココも見ていたんだろうけどまあこれはもう見られまい。
恥ずかしいから見なくていいのだ。
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