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田舎在住マンガ家艶々の日常など
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Posted by sitomi - 2016.03.11,Fri
原稿作業終盤。それはそれとしてそろそろ次の次のネームに取りかからねばというところ。
しかし明日は飲みに出るかもしれない。うーん。

そういえば週アタマに「パトス」にまた重版がかかったとのお知らせ。静かに喜んで1人祝杯。
ありがとうございます。みなさんのおかげです。ほんとに。

それにしても身体がなまっていてダメだ。節々が痛いのはむしろ運動不足のせい。
全く足りてない。温泉にも行きたいけどその前に山へ行くとかしてなんだかたくさん歩きたい。
そろそろ作業にも余裕が出来てくるので近所の山でも登ってくるかなあ。




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Posted by sitomi - 2016.03.07,Mon
ちょっといいワイングラスを買ってきたので今日はワインで一杯





ーなんて思っていたのに結局ノルマ分の下書きは終わらずワインも空けず、
結局きゅうりのキューちゃんとのり玉のふりかけをアテに大好きないつもの焼酎で晩酌する夜。

さてそんな時間はipadでネットをふらふらと見ているコトが多いのだけど、目に付いたのが保育園に入れないことがどうのと言う最近話題のあのお話。
詳細を知るに心を痛めるが、ニュースになるよりも前、ツイッターの誰かのRTでその見出しを初めてみたときは正直、なんだかなあ、だった。内容では無く、その表現で。
“死ね”というわりとえげつない言葉を使ったセンテンスをこうして不特定多数の人間によって世界中に報せ回されてしまうという現実。

言葉というのはけっこう大事なもので、その使い方で最初の印象も決まってしまったりする。
友人同士で話すときと公的な場所で話すときは当然違うし、目上の人や年下とでももちろん違う。だからこそ大事で面白いモノだとは思うし、こうして末端なれど表現することを生業としていると多少敏感にもなるものなのだ。

彼(か)のつぶやきは結果として問題提起としてはとても良いことだったと思うし、おそらくは本当に発信者の心の叫びだったのかも知れない。しかし結果としてその人を殺すかのような言葉がいまだにニュースのトップを飾ってしまっている。もちろんマスコミはそのインパクトをもって見出しとしてあの過激な言葉を取り上げているのだろう。しかしそれをわかっていても、やっぱりそれをふと見つけたとき空恐ろしい気分になる。もちろん抽象的な意味合いとしてではあるんだろうけど、それでも「死ね」と言う言葉はやっぱりだれかそこにいるなにかの命を消してしまえという意味だ。それはいつからああも軽々しく使える言葉になったのか。

ーとはいえあの言葉で無ければきっとここまで話題にならなかったのも事実だろう。
それでも酒に酔って目にすると、ああいう言葉が見出しに平然と使われ続けられるとき、ニュースを編纂する人間はその言葉に敏感じゃ無かったのかとふと思って妙な苛立ちを感じてしまうのだ。

結果ストレス発散のためのサケは、別のベクトルにモヤモヤを感じてなんの役にも立たないのであった。既に起こった現実に対して部屋の中で苛立つことが何の意味もないこともわかってはいるんだけれども。

酔っ払って書いているので明日になったら消すかも知れない日記ですが。
とりあえずスタッフは水曜日の集合。それまでにあと12枚。
明日も頑張ろう。


Posted by sitomi - 2016.03.04,Fri
ひな祭りの日は長崎に行っていた。15年前に亡くなった友人の墓参り。
本当の命日は年末でひなまつりは全然関係のない日なのだけど、年末から色々と用事が入ってなかなか行けず、ここにきて突然予定が空いたのでココで行くしかないと、もともと2泊で行く予定だったのを1泊にし慌てて飛行機を取って行ってきたのだ。
いつものように墓参りをし、すぐ近くにある実家へ向かってお母さんに会った。
あれから15年かあ、なんて毎年のように話す台詞だけど、数字だけは確実に増えている。
いつまでこうして来続けられるだろうか、なんてことも思う。
この日は池島に行くつもりだったのであまりゆっくりもできない。
そう告げると、お母さんは残念そうにした後、なにもないけど と今日ちょうど作ったというちらし寿司をたくさんアルミホイルにくるんで渡してくれた。大村寿司のちらし寿司版のようだ。
今年の末にはゆっくりくるよと約束して彼の家を後にした。

その後レンタカーで神浦港まで走りフェリーで池島へ。
池島に一件しかない宿に宿泊して写真をたくさん撮ってぶらぶらして。島は相変わらず静かだ。
人の気配が異常に少ないから当たり前か。高層住宅のある地区なんてほぼ全てが廃墟だし。
夜になってもらってきた大村寿司を食べた。とても美味しくてなんだかお母さんに申し訳ない気分になった。やっぱりもっとゆっくりお話してこればよかったなあと。しんみりしたので夕方買ってきたビールをがばがばと飲んで寝てしまうことにして。
翌朝もまた日が昇る前から島をブラブラとして、昼すぎに早岐駅まで戻り車を返却。
7時間かけて帰ってきたのは夜の9時すぎだった。

今日はさあ下書きだとやってみるが明日は結婚式で横浜へ行く予定。
それにしても墓参りの次にすぐ結婚式。バタバタしてるなあ。








Posted by sitomi - 2016.02.28,Sun
遅々として進まぬ「with me」の原稿。最たる原因はネームが悪いのだ。背景が多すぎた。
あの話は現実にある場所を舞台にしてるだけになんとなく全部ほんとの通りに描いてしまう。
ああいうマンガなんだから、それらしく描いて現実よりも楽しく見せることも必要なんだろうなと思いつつもなかなかそうはできない。やっぱりそのまんま描いてしまう。
その原因は指示する僕に引き出しが少ないせいだと思う。若い頃にそういうことを見たり考えたり研究したりしておけばよかったのに。ーとはいえ今すぐにどうにかなることでもないし、結局は今できることで進めるしかないので結果的にあるものを全部描く、というやり方になってしまうのだ。つくづく省略のうまい人、白い画面をうまく使える人にあこがれる。

さてそんな中久しぶりに晩飯後からアパートへ行ってネームをやってきた。
まだ切羽詰まってないのでとっかかりだけでも出来たら良いかな、と思っていたけど結果的に全部終わって帰ってきた。OKが出るかどうかは別の問題としてもなかなかにすがすがしい気分。帰ってきて晩酌。毎日飲んでるなあ。

さあて明日でwithmeは集合して一週間になる。最近では一番長丁場の仕事になった。明日終わるかなあ・・ムリだろうなあ。みんなよく頑張ってるのになあ。申し訳ない。





Posted by sitomi - 2016.02.25,Thu
今週アタマからスタッフ集合で「with me」の原稿作業。
ペン入れが終わったところで僕だけ昨日から「落日のパトス」の単行本作業。



使わなかったラフなんかを眺めながらどこかに載せようかなんて思いつつ
おっぱい強調のカットを描いているのであった。あー表紙絵が決まらない。

そういや昨日なんだかツイッターで誰かがRTしていた、単行本の書き下ろし作業に原稿料が出ないぞそして印税がどうの、っていうまとめを見た。
お金が出たり出なかったり、多かったり少なかったり、その変の理由も実情も全部ケースバイケース。出なくて当然、出て当然なんて簡単に一言で言えるようなことではないでしょうな。まあ紋切り型で言いたがる人というのは常に居るものだけど。
なんにせよたいして儲けてない僕みたいな漫画家たちは色々必死だったりするのだ。
辛いことや理不尽なことがあっても、誰かにとりあえず読んでさえ居てもらえたらそれでけっこう幸せではある。だからこの職業を選んでる。台所事情に突っ込まれるのはおそらくわりとみんな本意では無いだろう。

夕べはその後、勝新太郎の付き人エッセイを読んでいたら5時になってた。おもしろい。
気づいたら朝になっててやべえやべえと慌てて寝た。
今夜はさかきさんとたぶん飲みに行く。


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