田舎在住マンガ家艶々の日常など
Posted by sitomi - 2016.05.17,Tue
京都へ行ってきた。下書きも終わってないのに。
古くからある東山の宿で”片泊まりの宿”と呼ばれる1回だけ食事を提供してくれるリーズナブルな宿だった。
安いとはいえ二間続きの部屋で縁側に小さな庭もある。建物はさすがに古いが
手入れが行き届いて清潔で、水回りはちゃんと新しいし全く問題はなかった。
東京の神楽坂でいっときよく利用していた和可菜という旅館があったのだけど、その旅館ととても良く似ている。あれもいわゆる”片泊まり宿”だった。建物の時代も同じくらいだと思う。
あの頃は日本中にそういう宿があったのかな。最近はまたそういう宿が復活しているとも聞くが。
さて夕方からぶらぶらと散歩して、祇園で晩飯がてら飲んで帰った。
期待していた朝食は、とても美味しかった。
呑んだ翌日にこの朝食を味わえるだけでも泊まる価値があったとおもう。
残念ながら和可菜は先々月で営業を終了してしまったようだけど、あそこを宿にしていたいくつかの理由の一つには間違いなくあの朝食があった。
神楽坂で飲んだ翌朝の、あのごはんはたまらなかったなあ。
宿を出た後、太閤秀吉の妻、ねねが晩年を過ごした圓徳院へ。朝早いので誰もいない。
北庭をしばらく眺めた。
その後ぶらぶらと建仁寺へ。ここでまた方丈から庭をながめて小一時間過ごした。
そういえば宿でも小さな庭を眺めていた。庭ばかり観てたな今回は。
昼過ぎに祇園で高いそばを食って帰った。拙くもなしまあよしとしよう。
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