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田舎在住マンガ家艶々の日常など
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Posted by sitomi - 2021.03.20,Sat

最近忙しくしているけどもバイクにも定期的に乗るようにしている。良いストレス解消だ。
この日は朝起きたら天気が良かったのでちょっとカブに乗って敦賀まで片道100kmのツーリング。

よく行く場所に着いたら、浜には誰もいない。カブのボックスに入れっぱなしのストーブで
湯を沸かし、ちょっと前から入れっぱなしの水とカップラーメンを出して昼メシにした。
暖かい日で風が強いのに内海だからか海は穏やかで、とてものんびり出来て気持ちよかった。

その後敦賀半島を一周してまた岐阜に戻ったのが午後3時。少し寝てから下書きの続きをした。
たまにこういうことをやってるのでさほどストレスを感じなくて済んでるのかもしれない。

それはそうと原作もやってますのでそっちもよろしくね。
ヤングキングで隔週連載している「後部座席のクロノセンパイ
次は第2話。3/22発売のヤングキング8号に載ります。
夜と海とセンパイのお話。小夏ゆーた先生の作画でまた違う魅力があるかと思います。
ぜひ!


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Posted by sitomi - 2021.01.25,Mon


2020年2月20日GR1vで撮影

昨年2月、コロナがそろそろ増えてきそうだ、ってタイミングで北海道に行っていた。
僕らが通過した翌日に南富良野でクラスターだかの集団感染が発覚し
いよいよ札幌がヤバいかも、っていうタイミングで北海道を脱出した。
毎年恒例の冬の旅だったんだけど、もちろん今年はもう行く予定はない。

その旅の中で無念な思い出が残っている。それは道中立ち寄った浦河駅。
浦河駅は日高本線途中駅で、その日高本線は2015年の連続した暴風雪によってそこら中で被災し
直そうにも赤字のローカル線に加えて苦しい経営のJR北海道、復旧の見込みが立たずに
ずっとバスでの代替輸送が続いている。そしてこの旅の頃には2021年での廃線が噂されていた。
大体こういう噂が出たらもう間違いなく廃線になる。
増毛線も夕張支線も札沼線も、僕みたいにアンテナを伸ばしてない人間でさえわかるくらいに
廃線の噂が聞こえてきたら、だいたいやっぱり2~3年以内で廃線になっていった。
なのでまだ確定する前に、乗りに行ったり、せめて車で眺めに行ったりと
まあ葬式鉄とまで行かなくても(いや同じか)廃鉄まがいのことをしたりしていた。


2020年2月20日GR1vで撮影

まあそして日高本線の鵡川~様似間も、おそらくその運命には抗えなさそうな雰囲気。
なのでせめて駅の写真でも、と、数人で旅してるにも関わらずわがままを言って
日高駅に立ち寄ってもらい、結構な時間を使っていっぱい撮らせてもらった。

浦河駅はこのとき既にもう何年も列車が来てないわけだけど、
でも正式に廃線にはなっていないので「いつかまた列車が来るはず」の駅なのだ。

デジタルカメラでも一応撮ってはいたけどほんの数枚だった

もちろんそんなものは建前上で、(もう)列車が来るはずのないことは解っている。
でもレールはきちんと残っているし、駅としての体裁も残っている。
ここはまだ”生きている“駅だった。

上2枚の写真のようにコンパクトフィルムカメラでも数枚撮ったものの、
本気で撮ったのは6×7中判フィルムのカメラで、かなりたくさんのフィルムを使った。
(といっても1本で10枚しか撮れないのだけど)

いい加減撮って駅を辞した後、僕は静かに満足していた。
廃線の駅を撮ったんじゃない、まだ生きている駅を撮ったんだと。

しかしそのあと間抜けなことで悲劇が起こる。

旅から帰ってきて、撮ったフィルムを現像に出した。
カラーとモノクロで十数本。いつもならモノクロフィルムは自分で現像するのだけど
このフィルムに関しては凡ミスも怖いし、現像ムラを起こしてもイヤだから
写真屋からラボに出してもらったのだ。
そして2週間後(田舎なので)、現像から上がってきて、店頭でフィルムを確認する。
全てのカットでおおよそ露出もあってる。よかった。揚々と店を出る。
その日は天気も良かったのでバイクで受取に来ていた。薄いフィルムの入った封筒を
ジャケットの腹側の中に挟んで自宅まで帰って行った。
けれど、自宅に着いたとき、入れたはずのジャケットの腹側にはなにもなかった。
そう、途中でジャケットの隙間から落としたのだ。

それから店までの道を3往復くらいした。途中で降りて田んぼの中を探したりもした。
この数日春先の風がとにかく強かった。いわゆる春一番みたいな物が吹き荒れていて
そんな風の中だとあんな封筒あっという間にどこかに飛んでいくだろう。
一応交番に行って遺失物届けも出した。ネットで毎日遺失物の届け出のチェックもした。
けれど結局フィルムは見つからなかった。
バイクでジャケットに入れて持って帰る?アホか?なんで?なんでなんで?
ホントにそんなバカなことをしたのかと悔やんでも悔やみきれないが
とにかくフィルムは僕の手元から消えて無くなってしまったのだった。

そして秋頃、日高本線の鵡川~様似間の正式な廃線のニュースが流れる。
ああ!やっぱり!と思う。
そして次に考えたのは、せめて駅がまだ”生きている”うちにもう一度撮りに行かねば!だった。

けれど2020年はずっとコロナ渦でなんとなく旅するのが憚られ、しかも札幌は
結構な感染者数だった。とにかく家族に反対されまくり、結局年内に北海道に行くのは断念。
それでも廃線予定は2021年の11月となっている…年が明ければ…春になれば…と思っていた。

けれど1年前の札沼線がそうであったように、日高本線もコロナ渦により繰り上げ廃線が
決まった。2021年の4月1日付けで日高本線は正式に廃線となる。
そして冬になってコロナ渦はより一層過酷な状態になってきている。
もうおそらくその日までに行くことは叶わないだろう。
残念だけれど、次に行って見ることそして撮ることが出来るのは日高本線の遺構でしかない。

まあそれでも多分行くけどね。


この一連の出来事で教訓として得たことは
フィルムを受け取るときは車で行けと。…うん。


というわけでマンガと何の関係もないはなしを日記代わりに書かせてもらいました。
さて「しおりの日記」第3巻が来週発売です。
それについてはまた書きましょう。



Posted by sitomi - 2020.12.30,Wed
エクスプレス銀河に乗車したときの様子を動画にしてみました。



もうすこしちゃんと作りたかったんですが時間がなくてこんなかんじに。
まあ長すぎてもアレなので…。
ちょっと編集ミスって音がでかいので気をつけてください。

このあと出雲大社いったり一畑電鉄乗ったり、夜ホテルでネームやって
その翌日は特急と新幹線で京都へ移動して資料写真撮って、またホテルでネームして…
そんな動画も撮ったんだけど需要がなさそうなので(笑)
最近はいつかなにか資料になるかな、とよく首からGoProぶら下げて旅してます。
Posted by sitomi - 2019.11.04,Mon


湯河原で逗留といいながら写真は小田原方面。
湯河原で逗留の3日目、レンタカーで西湘バイパスをブラブラ走ってメシを食いに行った後、
米神という小さな港に立ち寄り、そのまま裏側の山を上って帰ろうとしたら
みかん農道に入り込んで急坂を上る羽目になり、でもそこからの景色がステキだったので
思わず写真を撮ってしまったのであった。

宿はとてもお安い宿で素泊まりオンリー。
1日目こそちゃんとしたメシを食べていたけど、3日目の夜辺りからはもうめんどくさくて
コンビニメシになった。温泉さえ入り放題で布団が暖かければもうそれだけで良いのだ。
おかげでネームは進んだ。・・とはいいつつ不義理が発生。
というのも、最初の予定ではこの逗留の最中、一度東京へ行って何件か打合せなど
するつもりなのであった。ーが、特に切羽詰まった状況のネームがなかったり
そういう意味で焦ったかんじでの編集さんからの連絡もなかったので、何度も温泉に浸かって
なんとなくなんとなく部屋から出ず、巣に籠もったように部屋に居続けてしまったのであった。
そういえば2日目くらいに宿の入り口でアナグマを見た。これからの冬眠に備えて
もうぷくぷくに太っていた。まるで僕のようだ。あれほどのかわいさは持ち合わせてないが。

というわけで帰った途端に編集さんから電話が2~3本。ほんとすいません。
やっぱりこっちから連絡しないといけなかったなー。
11月末はおとなしく東京で籠もります。


Posted by sitomi - 2019.11.04,Mon


湯河原で逗留といいながら写真は小田原方面。
湯河原で逗留の3日目、レンタカーで西湘バイパスをブラブラ走ってメシを食いに行った後、
米神という小さな港に立ち寄り、そのまま裏側の山を上って帰ろうとしたら
みかん農道に入り込んで急坂を上る羽目になり、でもそこからの景色がステキだったので
思わず写真を撮ってしまったのであった。

宿はとてもお安い宿で素泊まりオンリー。
1日目こそちゃんとしたメシを食べていたけど、3日目の夜辺りからはもうめんどくさくて
コンビニメシになった。温泉さえ入り放題で布団が暖かければもうそれだけで良いのだ。
おかげでネームは進んだ。・・とはいいつつ不義理が発生。
というのも、最初の予定ではこの逗留の最中、一度東京へ行って何件か打合せなど
するつもりなのであった。ーが、特に切羽詰まった状況のネームがなかったり
そういう意味で焦ったかんじでの編集さんからの連絡もなかったので、何度も温泉に浸かって
なんとなくなんとなく部屋から出ず、巣に籠もったように部屋に居続けてしまったのであった。
そういえば2日目くらいに宿の入り口でアナグマを見た。これからの冬眠に備えて
もうぷくぷくに太っていた。まるで僕のようだ。あれほどのかわいさは持ち合わせてないが。

というわけで帰った途端に編集さんから電話が2~3本。ほんとすいません。
やっぱりこっちから連絡しないといけなかったなー。
11月末はおとなしく東京で籠もります。


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